ai_math_runningのブログ

最近はAI関係の記事が多い予定です。一応G検定持ってる程度の知識はあります。

ランニングのスピードを出すのは若い方が有利なのか?

将棋の渡辺名人が若手と一緒にランニングの大会に出たそうです。

名人、予想以上にランナー体型なんですね。これくらい絞れていれば、走り方さえ身につければキロ5くらいでは全然走れそうですけどね。

それはさておき、将棋同様、ランニングでも戦略的にレースを進めて上手く勝ち筋に乗ったと思いきや、若手のスピードに屈した、という形でしょうか。

次のレースへのツイートでも、年齢的に不利という事を考えているようですね。

でも、ランのスピードって、若い方が出せるものなんでしょうか? それは何故? そういう事を考察していきたいな、と思います。

ランニングでスピードを出すための2つの要因

とあるコーチ曰く、ランニングで速い人は2種類居るそうです。それは、無茶苦茶筋力がある人か、無茶苦茶柔らかい(柔軟性が高い)人か。両方でも構わないでしょうが、スピードを出すには、筋力と柔軟性の2つの要素があるみたいです。

これはまぁ、理屈で考えても納得できる話なんですよね。筋力は当然、あった方が強く地面を蹴れて速く走れそうですし、柔軟性があって関節の可動域が広い方が手足を大きく使えて速く走れそうですね。(もうちょっと細かく考えても、この2つは重要だと思う。)
柔軟で速い代表格は、順天堂大学の三浦選手でしょう。昔、箱根駅伝予選会の事前番組で見ましたが、彼って気持ち悪いくらい肩甲骨周りが柔らかいんです。その柔軟な肩甲骨から生み出される圧倒的なラストスパートで、現在 日本では無双状態で、世界を相手に戦っていく、という期待の選手ですが、その選手の秘密が高い柔軟性だ、という事は、関節の柔らかさの重要性に説得力を与えてくれますね。

歳をとると損なわれるものは?

それで、筋力については、歳を取っても付ける事は可能なんですよ。年配のボディービルダーなんて人もいますし。

ただ、長距離走るのには、筋力を付けすぎると重たくなって、長い距離を走るにはマイナスな面も出てきます。なので、長距離走でスピードを出したいなら、柔軟性を高くした方が良い、ですよね。

でも、この「柔軟性」こそが、歳をとると損なわれがちなものだと思うんです。
年齢って、体の硬さに現れるな、と思いますね。
もちろん、個人差は大きいです。若くても硬い人も、年配で柔らかい人もたくさんいます。でも、総体としてなら、歳をとると身体が硬くなる、というのはあると思います。

どうして歳をとると身体は硬くなるのか?

それは、変な癖で長年、生活しているから、なんでしょう。ずっとデスクワークで動かず動かさず、特定の姿勢をずっとしている、とか。ずっとスマホを見てうつむいている、とか。
でも、若いとその日数が少ない分、固まりが弱いって事なんでしょう。
だから、個人差は、そういう姿勢を良くする人とか、普段から意識して動かしている人とか、そういうので分かれるんでしょうね。

それでもストレッチは重要です

で、だとするなら、やはり、普段から色んな関節を大きく動かしたり曲げたり伸ばしたり、する事は、柔軟性を高めるために必要な事なんでしょうね。
そういう意味で、ストレッチはやはり重要ですね。
また、身体が硬くなった場合も、ストレッチを少しずつでもやって、関節の可動域を広げていった方が良いでしょう。

ストレッチは、正しいやり方でやれば、やればやるほど、効果の出るものです。身体が硬くても、少しずつ少しずつ、広げていけば、十分に時間をかければ柔らかくする事はできます。もちろん、「身体を硬くする教育」を、長時間やっていればいるほど、柔らかくするには時間が必要でしょうけど、でも、やればやるほど柔らかくなるのは確かなので、十分にストレッチをやりましょう。

という事で、まとめると、

  • ランニングのスピードには柔軟性が必要
  • 身体の柔軟性は若い方が高いことが多い
  • ストレッチで柔軟性を高めるとスピードを上げられるようになる

という事ですね。