ai_math_runningのブログ

最近はAI関係の記事が多い予定です。一応G検定持ってる程度の知識はあります。

ランニングを始める人に最初に教えること

最近、若い男の子にランニングを教えているんです。
その子とはコロナ禍でやったオンライン飲み会で会ったんですが、その時点ではまだランニングを始めていなくて、いずれ始めるって言っていたので、酔っ払いながら「始めるとなったら言って。俺が一から教えるから」と約束していたんです。
で、最近、その約束通り、ちょこちょこと一緒に走って教えています。

というのは、せっかくランニングをするなら、我流で走ったり、変な方法で走るのではなく、ちゃんとした走り方を知ってやってもらった方がいいだろう、と思ったんですよね。その方が、故障もしにくいし、走りやすい走り方で走った方が楽しいと思うんですよね。なので、教えさせてくれって。

と言っても、走り方って、その人に合ったランニングフォームってあると思っています。なので、ランニングのアドバイスって、人によって変えているんです。その人の走り方とかを見た上で、どういうアドバイスをすれば良いかを考えています。

でも、ランニングの初心者に最初に教える事は、決まっています。
それは

姿勢良く歩く

って事です。

まず、歩く練習から始めるんです。しかも、良い姿勢で、というのがポイントです。
それは、良い姿勢で走りたいんです。でも、ランニングでいきなり良い姿勢で、と言われても難しいんで、まずは歩く時に、良い姿勢を保つ練習をしてもらう。その延長線上で、良い姿勢を保ってランニングをする、というトレーニングをしてもらうんです。

良い姿勢で走る事の重要性

ランニングって、ダメージコントロールのスポーツだって書きましたよね。そこで、一歩一歩着地する時に体重の3倍の衝撃がかかるって。その衝撃を上手く受け止めるために、良い姿勢で走りたいんです。
良い姿勢って、簡単に言うと、真っ直ぐ立つって事ですね。どこかが曲がっていたり歪んでいたりせず、真っ直ぐ鉛直に立つ。
その状態で着地できていれば、着地の衝撃が全身に分散して受け止める事ができて、身体へのダメージが小さくなる。
でも、どこかが曲がっていたり歪んでいたりすると、その曲がってる所、歪んでいる所に力が集中してかかってしまい、身体へのダメージが大きくなってしまう。
だから、身体へのダメージを小さくするために、姿勢良く走る必要があるんです。

姿勢良く歩くためのトレーニン

まず、姿勢良く立つ事が必要ですね。そのために、柱に背中をくっつけて立つ。柱の真っ直ぐさに背中を合わせて、曲がっている所や歪んでいる所を矯正する。物理的に矯正してやる。
これ、良く本では、壁に背中をくっつけて、真っ直ぐ立つ練習をするって書いているんですが、柱の方が、左右の真っ直ぐも合わせられるので、良いですね。
そして、真っ直ぐに合わせて立っている状態から、そっと歩いてみる。真っ直ぐの状態を保ったままで。背中に柱が引っ付いている感触を感じて、その感触を思い出しながら、真っ直ぐを保って歩く。何度も柱に背中を当てて、背中に柱の感触を刻みつけて、真っ直ぐ歩く、という練習を繰り返します。
そして、ある程度、真っ直ぐの姿勢を保ったまま歩く自信がついてきたら、背中の柱の感触と真っ直ぐの感覚を保ったまま、歩いている同じ感じで、そっと少しだけ走ってみる。走って真っ直ぐを保てるか、をやってみる。それを少しずつ、繰り返して練習して、姿勢を保って走るってのに繋げていきます。

本当は、姿勢の矯正に一番良いのは、ストレッチポールですね。立っている状態より、寝転んだ方が、柱の真っ直ぐに背中をぴっちり合わせられるので。
それで繰り返し合わせて、姿勢の良い状態を身体に覚え込ませていく感じですね。

もし見てくれる人が居るなら、背中に柱を引っ付けた状態で、ちゃんと柱に合っているかを見てもらうと良いかもしれないですね。あと、歩いている時や、走っている時に、柱に合わせた時と同じに保てているかも、見てもらって、どう違っているかを教えてもらうと、修正しようがあるかもしれないです。

是非とも試してみてください。