ai_math_runningのブログ

最近はAI関係の記事が多い予定です。一応G検定持ってる程度の知識はあります。

痛いのを我慢して走ったらアカンよ(ランニング理論入門)

いや、周りを見回してみても、結構いるなぁと思って、どこか痛めているのに無理して走ってる人って。
それは止めた方が良いよぉって話です。

ランニング障害を悪化させてしまう

走る時にどこかが痛い状態って、ランニング障害という事だと思います。どこかの関節とか筋肉、腱などが傷んでいる状態って事ですね。
それを我慢したまま走り続けると、そのランニング障害が悪化してしまう、という事ですね。
(まぁ、これは痛みを我慢して走り続けている人も理解しているとは思うんですが、軽くみてるのかもしれないですね。)
ランニング障害を治すには、病院にかかるとか色々治療法はあるでしょうが、とりあえずはランニングは諦めて中止するのが、まず最初にやるべき事でしょう。
(人間には自然治癒力がありますので、しばらく中止すれば回復する事も多々ありますし。)

ランニング依存?

ちょっと前にランニング依存の記事が話題になっていましたよね。

www3.nhk.or.jp

痛いのに走るのがやめられないって、ランキング依存の疑いがありますよね。走ったら悪化させるって分かっていても、やめられないって事ですし。
その辺は自省した方が良いと思います。

あと、

痛いのを我慢して走っても楽しくない

と思うんですよね。
もちろん、ランニングの楽しみの中には、「苦しみを乗り越えた時の充実感」というのは、あると思いますよ。
でも、痛いのを我慢した充実感というのは、違うと思うんですよね。
自分で自分の身体を痛めつけて、それを喜んでいるって事ですから。
「苦しみを乗り越えた充実感」って、その苦しみを、ずっとやっていくと、良い方向に身体が変わっていくのが感じる事ができる訳で、その充実感ってのだと思うんですよね。
痛めつけて身体を悪くして、それで感じる充実感って、楽しいのかなぁって純粋に思います。

リハビリ期間にもやれる事はある

痛くても走ってしまうって人は、休んでいる間に身体がなまってしまって走るのが遅くなるのを恐れている、のかもしれないですね。
まぁ確かに、なまります、走らないと。
でも、痛いのを我慢して走るのも、練習の負荷がかけられないし、痛いのを庇って変な癖が付きがちだし、より悪化して必要な休止期間が長引いてしまう事もあるでしょう。痛いのを我慢して走っても良い事ないです。
それに、休んだら、身体はなまりますけども、故障が治ってランニングを再開したら、ちゃんと戻ります。なので、治してやり直した方が良いと思うんですよね。

あと、ランニングを休まざるをえない時でも、代わりにやれることは色々あるんですよね。始終 走ってる時は、なかなかやれない事を、その時期にじっくりやるのも良いと思うんです。
例えば、ストレッチ。故障箇所と関係ない部分のストレッチなら、やれるはずですよね。ストレッチの重要性は分かっていても、普段はあまりやらなかったりしがちです。こういう時期にじっくりやって関節の可動域を広げておくと、再び走り始めた時に、スピードのポテンシャルが上がっていたりします。
(足の故障なら、上半身、特に肩周りのストレッチを入念にやって肩甲骨周りの可動域が広がれば、腕振りが劇的に変わってスピードを出せるようになるって事も考えられるでしょう。)
例えば、筋トレ。マシンなどを使うと、ピンポイントに安全に鍛える事ができたりします。それで故障と関係ない部分を鍛えておく、というのもできます。
それ以外では、定番としては、水泳や自転車で心肺機能を落とさないようにする、というのも良いですよね。
あと、変わった事に取り組むのも面白いです。私は最初にランニング障害になったリハビリ期間に、前から気になっていた「なんば走り」「2軸走法」の動きを歩きながら練習しました(具体的には「常歩(なみあし)」というのをやっていました)。

www.amazon.co.jp

こんな変な事、故障中でもなきゃ、練習しないですよね。
でも、この時に培った、身体を2軸で使う感覚は、今も走りに生きています。
(なので、この時故障して良かった、と言えます。)
ランニングを休むと不安だ、と思う人は、こういう事を参考に、貴重な休止期間を生かしてみてください。

ランニング障害についての考え方は、他にもあるんですが、まずは「痛いのを我慢して走っちゃダメですよ」という事だけ、書いておこうと思います。