ai_math_runningのブログ

最近はAI関係の記事が多い予定です。一応G検定持ってる程度の知識はあります。

ランニング世界観のコペルニクス的転回 〜 天動説から地動説へ

「視点を変えよう」のコーナー、第二弾です。今回は大きく出ていますね。
でも、実は今回のネタは、私がランニングについて語る時に必ず使う鉄板ネタだったりします。

今回は、ランニングについての考え方を根本的に変えてしまおう、という話です。それこそ、天動説から地動説に変わるくらい、全く違うものとして捉えよう、という話です。

普通はランニングって、「地面が止まっていて自分が動いて前に進んでいく」と捉えていますね。
それを、次のように捉え直すんです。

止まっているのは自分で、地面が動いている。

文字通り、「地動説」です。
自分が宇宙の中心に居て、自分が止まっていて、地面の方が前からやってくる。
そうすると、ランニングというスポーツは、前からやってくる地面を、いかに止めずに後ろに受け流していくか、というスポーツになります。

だから、ランニングマシンの上を走っているイメージですね。
上に書いた「地動説」って、ランニングマシンを走ってるのなら、納得できるじゃないですか。それと同じ捉え方を、ロードを走るランニングの時もしてみましょうって事です。

「地動説」に転換するメリットとは

それで、「地動説」でランニングを捉えた直したとして、それって何か意味があるのか、メリットがあるのか、と思いますよね?
メリット、あります。それは。

「地動説」で考えると、ランニングって、前からやってくる地面をいかに止めずに後ろに受け流していくか、というスポーツになります。
つまり、いかにブレーキをかけずに走るか、が、重要なんだ、という事になります。
そして、頑張って前に進む必要がある、と考えるより、前からやってくる地面を後ろに受け流すだけ、と考えた方が、力も抜けますよね。

あと、技術的な事で言うなら、「足を前に出そうとしなくなる」というのがあるでしょう。足を前に出して着地すると、前からやってくる地面と衝突する事になり、着地の衝撃がそれだけ大きくなります。
なので、前からやってくる地面と衝突せずに着地するには、難しいのですが、「先に前に出した足を戻しながら着地する」という技術が必要になります。これは、止まっている地面を前に進もうとする意識からは出てこない発想のような気がします。

このように、「地動説」に発想を転換するだけで、色々な事が違って見えてくると思いますので、皆さんも是非とも、ランニングの世界観のコペルニクス的転回を果たしてください。


・・・って、大層な事を言ってるようで、実はそんな大した事は言ってないんですけどね、これって。ランニングを理論的に話す際に、面白おかしく話すためのネタとして使っている話なんですけどね。(ネタとしては、ムーディー勝山右から来たものを左へ受け流すの歌」の替え歌とか、そういうふうに展開して遊びます。)
基本的には「ランニングはダメージコントロールのスポーツ」の延長線上にある考え方なんですが、それをもうちょっとふざけた感じで伝える事で、受け取りやすくならないかな、という工夫の一つです。