ai_math_runningのブログ

最近はAI関係の記事が多い予定です。一応G検定持ってる程度の知識はあります。

心肺機能について(ランニング理論入門)

前回の記事で、ニコニコペース(スロージョギング)について書きました。

ai-math-running.hatenablog.com

これまでは、ランニングの「動き」について書いてきましたが、ランニングの能力にはもう一つ、大きなものがあります。それが「心肺機能」。
今回は、心肺機能について、少し深掘りしていこうと思います。

「心肺機能」とは

平たく言うと、呼吸の能力。走っていると息が切れてきて、走れなくなってきます。呼吸の能力が高いと、多少走っても息が切れずに走り続ける事ができます。これが、ランニングでの持久力の大きな要因の一つです。
しかし、「心肺機能」という用語の通り、呼吸、つまり肺だけの能力ではありません。もう一つ、心臓の能力、つまり「脈拍が上がりにくくなる能力」も、心肺機能に含まれています。
といっても、「心臓の能力」とイコールではありません。それよりも、血管がどうなっているか、の方が影響が大きいんです。
それは、「心臓」の役割を考えると分かると思います。心臓は、血液を身体の隅々まで行き渡らせるポンプの役割を果たしていますね。そして、その血液に乗って、酸素や栄養を身体の隅々へ運び、二酸化炭素や老廃物、そして「熱」も、身体の隅々から運び出して回収しています。そうする事で、身体が正常に働く事ができ、もちろん運動もできる訳です。
と考えると、「ポンプ」だけでなく、経路の方の重要性も分かると思います。身体の隅々に運ぶ毛細血管が、ちゃんと生きているか、というのが重要で、それこそが心肺能力の重要な要因だと考えられます。

で、運動する上で、身体に運ぶ最も重要なもの、それは酸素です。酸素は肺で取り入れられ、血液によって身体の隅々に運ばれます。だから、酸素を取り入れ身体の隅々まで運ぶ能力という事で、肺と心臓がセットとなって「心肺機能」となっているのです。

では、その心肺機能を鍛えるのはどうすれば良いか。
それは、おいおい書いていこうと思っていますが、とりあえず

  • 心肺機能は呼吸の能力と血液を身体の隅々に運ぶ能力の2つの要因がある。
  • 心肺機能を鍛えるには、呼吸を鍛えるのと、血液を運ぶ能力を鍛えるのと2つ必要である。

という事を抑えておいていただければ良いのかな、と思います。